テレビを見ていると、話している人の言葉とテロップの文字が違う事ってありますよね。
『すごい美味しい』→『すごく美味しい』
『すごい嬉しいです』→『すごく嬉しいです』
テロップ(字幕)ではすごくに修正されています。
文法的にはすごくが正解。
やはりすごくの方が綺麗に聞こえます。
日本語って面白いな~と思ったので、
間違いやすい日本語をいくつかご紹介します。
させていただく
☓ 資料を拝見させていただきました
〇 資料を拝見しました
拝見は謙遜語なので、『拝見+させていただく』は二重敬語になります。
愛想?愛嬌?
☓ 愛想を振りまく
〇 愛嬌を振りまく
振りまくのは愛嬌です。
愛嬌はその人の内面の可愛らしさや愛らしさを指し、
愛想は表情や仕草など、動作を指す。
※ 愛想は『愛想笑い』『愛想がいい』といった使い方をします。
爆笑する
☓ 大笑いする
〇 大勢の人が笑う
『爆笑』の正しい意味は、大勢の人が一斉に笑うことを『爆笑』と言います。
ちなみに【失笑】とは
☓ 呆れて笑えない
〇 笑ってはいけない場面で、思わず吹き出して笑ってしまう事
失笑の正しい意味は、
小馬鹿にしたり呆れたというのは間違いで、堪えきれず笑ってしまうのが正解です。
ちびまる子ちゃんの野口さんを思い出しましたw
敷居が高い
☓ 一人で焼肉へ行くのは敷居が高い
〇 実家に帰るのはいつぶりだろう・・敷居が高いな
『敷居が高い』の正しい意味は、
迷惑をかけてしまい、その家に行きにくいという意味です。
敷居が高い=『高級なお店などに入りにくい』といった意味は本来は誤用とされていましたが、
2017年の広辞苑から新たに追加され、正しい意味と認められました。
本来の意味とは異なっていても、皆が正しいと思い込むようになると
正しいものとして辞典に載るのですね。
まとめ
日本語って深いです。
でも言葉の使い方が正しいのか間違っているのか・・と、気にするのは正直面倒くさい。
私が普段喋っている言葉をそのまま文字にすると、おそらく酷い日本語になっていることでしょう・・w
言葉は時代と共に変化します。
新しい言葉も受け入れつつ、昔からある綺麗な言葉や美しい言葉は残していきたいですね。
最後までお読みいただきありがとう(=゚ω゚)ノ